大会結果
2017.03.17
世界スポーツフェスティバル アーノルドクラッシック2017
空手チャンピオンシップ
ARNOLD CLASSIC AUSTRALIA
ARNOLD KYOKUSHIN KARATE CHAMPIONSHIP
主催:アーノルド・シュワルツェネッガー
2017年3月17日~19日〔日〕 オーストラリアメルボルン エキシビジョン&コンベンションセンター
一般上級 軽量級
優勝 若槻昌高
若槻は各競技1名の優秀選手にも選ばれ主催者のシュワルツェネッガー氏から祝福を受けた
3連覇達成
若槻がアーノルドクラッシック空手大会3連覇達成。
この大会はスーパースター「アーノルド・シュワルツェネッガー」主催の世界スポーツフェスティバル。
3日間かけボディビル選手権を中心に多数のスポーツ選手権を行うオリンピック形式のスポーツイベントです。
1989年に開催された第一回大会から年々規模が巨大化し世界各地からスポーツ選手が集う一大イベントとなったとの事。
空手大会のプロモーション動画はこちら
大会ポスター
マーシャルアーツフェスティバル「極真空手チャンピオンシップ」に若槻が出場。
この大会の極真空手とは「フルコンタクト空手」を指し〔当日WKF寸止め空手大会も開催〕、昨年以上の規模で開催。大会はすべての極真に門出が開かれ、新極真会や極真連合会、総極真、極真松島派などの強豪選手が出場。派閥を超えた壮大な大会となった。
大会の様子は全世界にネット生中継された。
会場は東京ドーム級のスペースのいたるところで競技が行われ超満員の大盛況だった。
若槻の準々決勝直前
準々決勝はやや攻めあぐねたがパンチで動きを止め本戦3-0の判定勝利
準決勝戦。前半は相手の前蹴りに攻めあぐねたが後半にボディ攻撃を効かし中段廻し蹴りで「技あり」。その後も優勢に立ち本戦5-0の判定勝利。
決勝戦直前
決勝戦は新極真オーストラリア支部所属のカイルチェン選手と対戦。
昨年の新極真オーストラリア大会の優勝者であり本年度7月に行われる新極真世界ウエイト制大会の代表選手でもある。
決勝は序盤から激しい打ち合いの展開。中盤から終盤にかけてはややカイルにペース奪われる。若槻は前蹴りや横蹴りで動きを止めて対抗。本戦は0-2でカイル。
延長戦。後がない若槻は蹴り技でしかける。終盤は突き技で前進。延長戦は2-1で若槻。
再延長。やや疲れの見えたカイルに若槻はラッシュ。カイルの動きが止まる。終盤には若槻の上段前蹴りもヒット。
判定は5-0で若槻!軽量級3連覇を達成!
今回はこれでは終わらない。この大会は各階級の優勝者が決まった後、男子3階級の優勝者がトーナメントで試合を行いグランドチャンピオンを決定するグランドチャンピオン戦が行われる。
若槻はグランドチャンピオン戦、初戦シード。決勝戦は90キロ超級優勝者で極真松井派や極真館のイラン大会の優勝者であるモハメド・ラザイエ(極真松島派所属)と対戦。体重はモハメド100キロ、若槻は67キロ。
試合は若槻が素早い突き技で攻めるもモハメドがパワフルな蹴り技を返しブロック越しに若槻の体が流れる。若槻は胴廻し回転蹴りや踵落としで逆転を狙うもモハメドがインローキックを返し終盤に数度背中から転倒。パワーの差は否めず判定5-0でモハメドがグランドチャンピオンに輝いた。
健闘を称えあう両者。
表彰式
入賞者&役員集合写真
グランドチャンピオン戦を戦ったモハメド選手〔アフガニスタン〕と
正援塾旗を掲げました。
「ありがとうございました。私、若槻昌高はこの日をもって現役選手を引退したいと思います。25年間の空手選手生活で本当にたくさんの事がありました。
本当は昨年にこのアーノルドクラシックに出場して引退する予定でしたがグランドチャンピオンへの思いや道場生の活躍、同級生の応援などたくさんの元気をいただきもう一度挑戦してみたいと思いました。
アマチュア選手なので引退という言葉はおかしいのかもしれませんが、ただひたすらに勝利を追い求めた一つの物語はここで終わりにしたいと思います。
落ち込んだり悩んだり身の回りが慌ただしくなったりと現役選手を続けていくのが困難な状況が何度もあり苦しい思いもしました。ですがそれ以上の素晴らしい出会いや経験がありここまで頑張って来れました。
素晴らしい先生や先輩、道場生に出会い、恵まれ、たくさん成長させていただき、今日も本当に幸せな気持ちで試合に臨むことができました。
もう39歳になってしまいましたが自分の人生の上半期はやりたいことが心ゆくまでできて本当に幸せな人生でした。
お世話になった皆様、ご協力していただいた皆様本当にありがとうございます。
まだまだ人生の戦いは続きますので今後ともよろしくお願い致します。
ありがとうございました。」
正援塾 代表 若槻昌高
若槻が掲載された格闘技ウエブマガジン「イーファイト」はこちら
若槻代表のアーノルドクラッシック挑戦 遠征日誌はこちら